冬の車で暖房をつけるとき、「暖房ってガソリンをたくさん使うの?」「A/Cボタンは押したほうがいいの?」と迷ったことはありませんか。窓がすぐ曇るのも困りますよね。
この記事では、JAF(日本自動車連盟)の情報をもとに、車の暖房の仕組みと、A/Cボタンの正しい使い分け、窓の曇りをすぐ取るコツをわかりやすくまとめました。
1. 結論:暖房だけならA/CはOFF、曇ったらON
- ガソリン車の暖房はエンジンの熱(排熱)を使うので、暖房そのものは燃費に大きく影響しない
- A/Cボタンは冷やす・除湿するための機能。暖めるだけならOFFでOK
- 窓が曇ったら、A/CをONにして除湿し、外気導入に切り替える
- 暖まるのを待つアイドリングは燃料のむだ。JAFによると10分で約130ccの燃料を使う
2. 車の暖房はガソリンを使う?
ガソリン車の暖房は、エンジンが動くときに出る熱(排熱)を利用して空気を温めています。もともと捨てている熱を使うので、JAFも暖房そのものは燃費に大きく影響しないと説明しています。
一方、A/Cボタンを押すと、エアコンのコンプレッサーが動きます。これは空気を冷やしたり除湿したりする装置で、動かすためにエンジンの力を使うため、燃費が悪くなります。JAFのエコドライブの資料でも、暖房だけが必要なときはA/CスイッチをOFFにするようすすめています。
| ボタン・機能 | 何をしている? | 冬の使い方 |
|---|---|---|
| 暖房(温度を上げる) | エンジンの熱で空気を温める | そのまま使ってOK |
| A/C | 空気を冷やす・除湿する | 暖めるだけならOFF、曇ったらON |
| デフロスター | フロントガラスに風を集中させる | 前の窓が曇った・凍ったときに |
| 外気導入 | 外の空気を取り入れる | 曇りやすいときは外気導入に |
| 内気循環 | 車内の空気をくり返し使う | 早く暖めたいときに。曇りやすいので注意 |
なお、ハイブリッド車は、暖房のためにエンジンがかかることがあります。また、電気自動車は暖房に電池の電気を使うため、暖房を強くすると走れる距離が短くなります。
3. 冬の車のエアコン 4つのポイント

① 暖房だけならA/CはOFF
車内を暖めるだけなら、A/Cは必要ありません。オートエアコンの車は、自動でA/Cが入っていることもあるので、ランプを確認してみましょう。
② 窓が曇ったらA/CをON
人の息や体の水分で、車内は湿気がたまりやすく、冷たい窓に水滴がついて曇ります。曇ったときはA/CをONにして除湿し、デフロスターで窓に風を当てると、早く取れます。曇りが取れたら、またA/CをOFFにしましょう。
③ 曇りにくくするなら外気導入
JAFによると、冬は外の空気が乾いていることが多いので、外気導入にすると窓が曇りにくくなります。内気循環は暖房の効率は上がりますが、車内に湿気がこもって曇りやすくなるので、使い分けましょう。
④ シートヒーターで体を直接温める
エンジンが冷えている走り始めは、暖房の風がなかなか暖かくなりません。シートヒーターなら、座席から直接体を温めるので、すぐに暖かさを感じられます。純正のシートヒーターがない車には、シガーソケットにつなぐ後付けタイプもあります。
シガーソケットの電気製品は、エンジンを止めたまま使い続けるとバッテリー上がりの原因になります。使うのはエンジンをかけているときだけにしましょう。
4. よくある質問
Q. 走り出してすぐ暖房をつけても暖かくならない
暖房はエンジンの熱を使うので、エンジンが温まるまでは冷たい風しか出ません。最初は風量を弱めにしておき、エンジンが温まってきたら強くすると、冷たい風を浴びずに済みます。
Q. 暖機運転で車内を暖めてから出発したほうがいい?
JAFは、極端に寒い地域などを除いて、暖機運転は基本的に不要で、走りながら暖めればよいとしています。くわしくはこちらの記事で紹介しています。
冬の暖機運転は必要?エンジンをかけたら走りながら暖めるのが正解
まとめ:A/Cは「曇ったときだけ」がかしこい使い方
- ガソリン車の暖房はエンジンの排熱を使うので、暖房そのものは燃費に大きく影響しない
- 暖めるだけならA/CはOFF。曇ったらA/C ON+デフロスター
- 冬は外気導入にすると窓が曇りにくい
- 走り始めの寒さにはシートヒーターが便利
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