製作したボルダリングウォール紹介
こちらが自宅に設置しているボルダリングウォールです。都会では遊ぶ場所が限られているため、子供たちの体力向上につながればと思い、6年前に製作しました。

ホールドを全部外すと、このような感じになります。
910㎜ × 1820㎜の合板(厚さ15㎜)を2面並べています。
私の場合は自ら製作しましたが専門店が販売しているボードもあります。
ボードを購入すれば支柱の2×4材にビスで固定するだけで完成します。
ボルダリングウォールの構造について
ボルダリングウォールの構造をご説明します。
■裏面

⇑ ボード(ラワン合板)1枚につき、2本の垂木と2本の補強材(2×4材)を取り付けています。壁面の固定にはラブリコ(LABRICO)を使用しています。
垂木には2×4材を使用し、長さは [天井高 – ラブリコ設置分95mm] です。補強材の長さは726mm です。
■表面

1面につき、ビス(45mm)を20cm間隔で固定しています。垂木1本あたり9か所、補強部分(裏面参照)に3か所のビスを使用し、合計24か所で固定しています。
爪付きナットの位置は、下側から20cm間隔で配置。横方向は左右互い違いに20cm間隔としました。合板1枚につき、計32か所に打ち込んでいます。
2×4材を合板にビスで固定しているだけのシンプルな構造です。

⇑ 万が一、ラブリコ(突っ張り部)が外れてしまった時の安全対策として、壁面とウォールをチェーンで繋いでいます。
費用について(※2019年時点)
ボード1面分の材料と費用は以下の通りです。
★ラワン合板(910㎜×1820㎜ 厚さ15㎜)6,000円
★ボルダリング爪付きTナット (100個入り)1,780円
垂木用 2×4材(2438㎜)900円 × 2本 1800円
補強用 2×4材(1829㎜)450円 × 1本 450円
LABRICO(ラブリコ) 2個セット 2×4アジャスター 2,180円
HOLDREAM クライミングホールド ポリウレタン樹脂製 30個セット 13,000円
補強用金具&ネジ3,000円
計 21,710円
ホールドの材質や、木材価格の店舗差はありますが、自作した場合だと合計約22,000円。
完成品のボードを購入した場合、★が20,000円程になり、合計約34,000円。
自作すると1面につき12,000円の節約になります。
製作する際のコツ
1.合板はカットしない
910㎜×1820㎜のサイズのまま使用したほうが、見た目が美しく強度も保たれます。大きいので持って帰るのは大変ですが、ホームセンターで軽トラを借りるなどして、カットせずに使用することをおすすめします。
2. 無塗装がおすすめ
やすり掛けのみでニス等の塗装はしませんでした。理由としては塗装がとにかく面倒なのと、汚れてしまった時にまたヤスリをかけることができるからです。子供は落書きしたりシールを貼ったりと、いたずらしますので無塗装がおすすめです。

↑ 今回久しぶりにホールドを全部外したので、やすり掛けしました。
裸足で登ったりするので結構汚れてます。
3.穴をあける際の木工用ドリルは必ず先三角を使用
爪付きナットをはめ込む穴をキレイにあけるコツとして、先三角の木工用ドリルを使用して少しづつ削るように開けるとキレイにあきます。先ネジタイプを使用すると一気に進んでしまいバリが出ます。

↑先三角ドリル(上)と先ネジドリル(下)
4.爪付きナットをはめ込む方法
製作で最も大変だったのは、爪付きナットをボードに打ち込む工程でした。金槌で叩いて固定しましたが、騒音がかなり大きく、集合住宅では厳しかったです。落下防止のために、取り付け前に木工ボンドを塗っておくと安心です。
5.徹底的にやすり掛けをする
子供たちが素手や裸足で上るウォールですので、一つのトゲもないように徹底的にやすりをかけてください。特に上部の端部は子供が掴むので裏側も徹底的にかけてください。トゲが刺さり反射的に手を離して落下する危険性があります。

↑ 上部の端は必ず掴みます。入念にやすり掛けしましょう。
6.ホールドはカラフルなほうが遊びの幅が広がる
登るのに慣れてきたら色を限定した遊びができます。
赤と青だけで攻略など、難易度が上がるので面白いです。
7.使用した工具について
木工用ドリル(12㎜)と 六角ビット(対辺8㎜)以外は特別なものはありません。
サイズを間違えないように購入しましょう。
・電動ドライバー(ドライバービット)
ビス打ちやドリルで穴をあける際に必須。
・スケール
2m以上測れれば安価なものでOK。
・木工用ドリル 先三角ショートビット12㎜
爪付きナットを埋め込む穴をあけるのに必要。
・六角ビット
ホールドを取り付けるのに必要。サイズは対辺8㎜。
・木工用ボンド
爪付きナットを埋め込む際に塗っておくと落下防止になります。
・紙やすり
スポンジがあるとやり易いです。
サンダーなどの電動工具は必要ありません。
6年間使用してみた安全性について
結論から言うと、ラブリコを6年間使用していますが、一度も外れたことはありません。
体重60kgの私が時々ぶら下がって運動していますが、それでも外れたことはありません。
もちろん、定期的にラブリコ(突っ張り部分)やボルトが緩んでいないかチェックしています。
我が家はマンションで天井がコンクリートのため、ラブリコをしっかりと突っ張ることができます。しかし、天井の材質によってはラブリコの突っ張りに耐えられない場合があるため、その場合は別の方法を検討してください。
また、我が家は賃貸マンションのため、やむを得ずラブリコを使用していますが、本来の使用方法とは異なる使い方をしています。もし壁に直接ビスで固定できるのであれば、その方法をおすすめします。
安全対策として、我が家ではチェーンで壁と固定し、床にはクッションマットを二重に敷くなどの工夫をしています。
まとめ
息子が4歳のときに製作し、10歳になった今でも時々登って遊んでくれています。下の娘も5歳になり、当時のお兄ちゃんと同じように楽しんでいます。
ボルダリングは、全身の筋力や体幹を鍛えられるだけでなく、判断力・計画力・想像力などの頭脳面も鍛えられると言われています。成長過程で多くの能力を身につけることができるのも魅力のひとつです。
我が家ではリビングに設置していますが、インテリアとしてもカッコよく、空間に馴染んでいます。常にボルダリングができる環境があることで、子供たちの心身の成長にも良い影響を与えていると感じています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。
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